10月の営業日のお知らせ

先週までの暑さもすっかり落ち着き、やっと秋らしく朝晩の冷え込みが感じられる季節となりました。10月は夏から秋への移り変わりが本格化する時期で、体調を崩しやすい時期でもあります。

秋は、昼と夜の気温差が大きくなることから、体温調整が難しくなり、風邪をひきやすくなります。また、乾燥した空気が喉や鼻、肌に影響を与えやすく、この時期に乾燥肌や咳、アレルギー症状が悪化する方も少なくありません。さらに、日照時間の減少により、気分が落ち込みやすく、いわゆる「秋うつ」を感じる方もいるでしょう。

このような体調の変化に対応するためには、体を温め、免疫力を高めることが重要です。鍼灸は、体の「気」と「血」の流れを整え、自然治癒力を高める効果が期待できるため、秋の体調管理にぴったりの方法です。

鍼灸では、体の冷えや乾燥に対してアプローチすることが可能です。東洋医学の考え方では、秋は「肺」と「大腸」の経絡(ツボの流れ)に影響を与える季節とされており、呼吸器系や消化器系のトラブルが増える傾向があります。

例えば、喉の痛みや咳が出やすい方には「肺」の経絡にあるツボを刺激して、呼吸器の働きを整えます。また、便秘や下痢などの消化器症状を抱えている方には「大腸」の経絡に鍼や灸を施し、腸内環境の改善を図ります。

さらに、冷え性の方には、体を温める「お灸」が有効です。お灸は、体を内側から温め、血流を促進する効果が期待できるため、冷えによる肩こりや腰痛、足のむくみなどを緩和することができます。

季節の変わり目は、身体だけでなく心もともにバランスを崩しやすい時期です。特に10月は、日照時間が短くなり、メンタル面での不調が現れる方も増える季節です。鍼灸は、心の不調にもアプローチできるのが特徴です。自律神経を整え、ストレスや不安感を軽減するためのツボを刺激することで、リラックス効果が得られ、精神的な疲れを癒すことができます。

10月も日常生活の中でのセルフケアも重要です。体を冷やさないよう、温かい飲み物や食べ物を摂取し、リラックスする時間を意識的に取り入れましょう。例えば、生姜湯やハーブティーなどの温かい飲み物は、体を内側から温めるだけでなく、心もほっとさせてくれます。また、適度な運動やストレッチも、血流を促進し、体の冷えを防ぐ効果が期待できます。

まずはセルフケアでご自身の身体と向き合ってみてください。

そして、気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

皆様が元気に秋を過ごせるよう、しっかりサポートさせていただきます!

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